事業コスト優位
カナダの化学産業は北米で最も高い収益性があります。北米市場へのアクセスを考えると、カナダ基盤の会社は米国企業と同じですが、事業を行う上でのコストはカナダの方が低く抑えられます。 カナダでは、化学原料、エネルギー、労働力に要するコストが低く、さらに G7 でも最も大きな R&D; 税制支援が受けられます。
化学品製造において、カナダは G7 で最もコスト競争力が高い
- 投資コストが最も低い ―北米、ヨーロッパ、アジア太平洋地域の 11 の先進工業国における事業コストを比較すると、最も低コストの化学品セクター投資地域としてカナダがナンバー 1 にランキング( 2004 年 KPMG 調査) ( 表 1 参照 )
- 化学品製造コストが最も低い― 競争力のある選択肢として認定:化学品製造においては G7 の中でもカナダが最も低コストであることを実証( CEO のための世界のビジネスコストガイド )
- 米国を 6.1 パーセント上回るコスト優位性。
- カナダで事業を行う企業でも従業員数 90 ~ 120 人の典型的な中小企業は、米国の同等の中小企業に比べ年間平均 150 万米ドル節約可能。
- 資源コストが最も低い
- 電気料が最も低い ―カナダは G7 の中で最も電気料が低く、エネルギー集約工業である化学工業には必須の条件を満たしています ( 表 2 参照 )。
- 天然ガス ―カナダは米国よりも低コスト。
- ポリエチレン ―ポリエチレン製造においては、カナダは北米でも最も製造コストを低く抑えられます。
- より高い投資回収率と収益
- 労働力、原料、エネルギー、環境上の許可や訴訟に要するコストを含む事業コストが低い。( 表 3 参照 )
- 北米における化学産業の長い景気低迷にも関わらず、カナダの工業化学系企業は過去 10 年間にわたり米国の同系企業に比べ高い収益率を維持。
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表 1 :国別コスト比較―化学産業 |
国名 | ランク | コスト指標 (米国= 100.0 ) | カナダのコスト優位 (パーセント・ポイント) |
カナダ | 1 | 93.9 | N/A |
ルクセンブルク | 2 | 96.7 | 2.8 |
オーストラリア | 3 | 96.9 | 3.0 |
イタリア | 4 | 97.0 | 3.1 |
英国 | 5 | 98.1 | 4.2 |
フランス | 6 | 99.9 | 6.0 |
米国 | 7 | 100.0 | 6.1 |
アイスランド | 8 | 100.9 | 7.0 |
オランダ | 9 | 104.2 | 10.3 |
ドイツ | 10 | 109.8 | 15.9 |
日本 | 11 | 114.0 | 20.1 |
出典: KPMG 競争力のある選択肢 ― 国際ビジネスコストに関する CEO のためのガイド , 2004 年度版 |
表 2 : 国別比較 ― 電気料 |
国名 | ランク | 米セント/キロワット時 |
カナダ | 1 | 6.3 |
アイスランド | 2 | 6.6 |
フランス | 3 | 7.2 |
オーストラリア | 4 | 7.2 |
英国 | 5 | 7.4 |
ルクセンブルク | 6 | 7.5 |
米国 | 7 | 8.1 |
ドイツ | 8 | 10.2 |
イタリア | 9 | 10.7 |
日本 | 10 | 14.0 |
オランダ | 11 | 15.7 |
出典: KPMG 競争力のある選択肢 , 2004 年度版 |
表 3 :天然ガス原料における優位点 |
月 | アルバータ (米ドル / 100 万 Btu ) | 米国湾岸地域 (米ドル/ 100 万 Btu ) |
1999 年 1 月 | 1.70 | 1.87 |
1999 年 7 月 | 2.02 | 2.23 |
2000 年 1 月 | 2.16 | 2.37 |
2000 年 7 月 | 3.73 | 4.10 |
2001 年 1 月 | 9.10 | 9.13 |
2001 年 7 月 | 2.97 | 3.18 |
2002 年 1 月 | 2.34 | 2.29 |
2002 年 7 月 | 2.23 | 2.97 |
2003 年 1 月 | 4.10 | 5.92 |
2003 年 7 月 | 5.14 | 4.93 |
2004 年 1 月 | 5.30 | 6.04 |
出典:アルバータ州エネルギー省 |