アルバータと大西洋カナダにおける主要なクラスター
石油・ガス産業に関しては、カナダの主要な地理的集中はアルバータ州西部と、ニューファンドランド州とノバスコシア州の大西洋岸に位置しています。カナダの石油・ガス関連製造業者とサービス施設の 80 ％はアルバータ州に拠点を構え、残りの 20 ％がニューファンドランドとノバスコシアの両州に位置しています。
アルバータ：その概要と機会
アルバータは大量の油砂備蓄を抱え、それらは未曾有のペースで開発されています。 2003 年末において、一日の油砂生産量が 100 万バレルを超え、カナダ西部の石油生産高の 40 パーセントを占めるに至りました。エネルギーはアルバータの州内総生産の約 25 パーセントを占め、その収入の 3 分の 1 がアルバータ州の予算に割り当てられ、それは同州の総輸出額の半分を超えています。さらに、アルバータの労働者 6 人に一人は直接的、もしくは間接的にエネルギー産業に従事しています。
機会
- アルバータは一貫して、カナダの石油・ガス・油砂への投資の 75 パーセントに近い数字を占めています。
- カナダ石油生産者協会（ＣＡＰＰ）によれば、 2002 年にアルバータの石油、ガス、油砂産業への投資総額は 180 億ドルを超え、カナダの石油産業の支出総額の 75 パーセント近くを占めたとのことです。
- 地域問題解決のためのグループによれば、 1996 年から 2016 年にかけて、油砂への投資額は 870 億ドルに達する可能性があり、 2010 年までにはその生産量が一日当たり 1.9 バレルを越えるとのことです。
現在のところ、アルバータ州政府との間で交わされた油砂リース契約がおおよそ 1807 件あります。このことは、油砂採掘・リース可能エリアのうち 80 パーセント程度が依然として利用可能だということを示しています。
大西洋岸州：カナダの海上石油・ガスの機会
- テラノバとハイバーニア：ニューファンドランドでのカナダ最大級の海上原油生産プロジェクトの 2 件が 2003 年に生産率の増加上限に達しました。この両方とも、当初予想されていた生産ペースを上回るペースで生産を続けています。
- ホワイト・ローズ： 2005 年に開始予定の、ニューファンドランドでの 3 番目の主要プロジェクトであるホワイト・ローズは、日量 9 万バレル年間生産稼動の承認を受けています。
- 大西洋岸州であるノバスコシアの深海石油・ガスの採掘もまた、莫大な利益機会を提供する可能性に満ちています。ノバスコシアの上昇気流にある石油産業界はまだ立ち上げ段階の早い時期と見られています。最近の資源見積もりによれば、ノバスコシアの深海はガスにおいて 15 － 41 兆キュービック・フィート（ＴＣＦ）の範囲、またオイルにおいては 20 億バレルを提供する可能性があるとされています。ほとんどの主要多国籍石油生産企業はノバスコシア州海上にベンチャー・プロジェクトを持ち、今日まで 196 の油井が採掘されています。加えて、ノバスコシアの石油・ガス産業に関わっている地元、もしくは多国籍ビジネスは、ノバスコシア海上・地上技術協会（ＯＴＡＮＳ）のような地域の産業組合にアクセスすることができます。
すべての産業関連統計出典： カナダ産業省 , カナダ石油生産者協会 (CAPP), カナダサービス協会 (PSAC)
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