Amazon S3

どこからでもお好みの量のデータの保存と取得が簡単に行えるオブジェクトストレージ

Amazon Simple Storage Service (Amazon S3) は、業界をリードするスケーラビリティ、データ可用性、セキュリティ、およびパフォーマンスを提供するオブジェクトストレージサービスです。つまり、あらゆる規模や業界のお客様が、ウェブサイト、モバイルアプリケーション、バックアップおよび復元、アーカイブ、エンタープライズアプリケーション、IoT デバイス、ビッグデータ分析など、広範にわたるユースケースのデータを容量に関係なく、保存して保護することができます。Amazon S3 では使いやすい管理機能を使用するため、データを整理して、細かく調整されたアクセス制御を設定することで、特定のビジネスや組織、コンプライアンスの要件を満たすことができます。Amazon S3 は 99.999999999% (9 x 11) の耐久性を実現するように設計されており、世界中の企業向けに何百万ものアプリケーションのデータを保存しています。

Amazon S3 の紹介 (日本語字幕 4:31)

利点

業界をリードするパフォーマンス、スケーラビリティ、可用性、および耐久性

ストレージリソースをスケールアップ/ダウンして、変動する需要に対応します。先行投資やリソースの調達サイクルは不要です。Amazon S3 は、複数のシステムにまたがる S3 オブジェクトをすべて自動的に作成して保存しており、99.999999999% (9 x 11) のデータ耐久性を実現するように設計されています。つまり、必要に応じてデータを利用することができるため、障害やエラー、脅威から保護することができます。
S3 データの耐久性 »

コスト効率の高いストレージクラス

パフォーマンスを下げずにコストを節約するには、対応するレートでさまざまなデータアクセスレベルをサポートする S3 ストレージクラスにデータを保存します。S3 ストレージクラス分析を使用して、アクセスパターンに基づき、低コストのストレージクラスに移動する必要のあるデータを検出し、S3 ライフサイクルポリシーを設定して転送を実行できます。S3 Intelligent-Tiering では、アクセスパターンが変化するデータか、パターンが不明なデータを格納することもできます。これにより、オブジェクトはアクセスパターンの変化に応じて階層化されるため、コストは自動的に抑えられます。
S3 ストレージクラスの詳細はこちら »

比類ないセキュリティ、コンプライアンス、監査機能

データを Amazon S3 に保存し、暗号化機能とアクセス管理ツールを使用して不正なアクセスからデータを保護します。S3 は S3 Block Public Access を使用して、バケットレベルまたはアカウントレベルで、すべてのオブジェクトへのパブリックアクセスをブロックできる唯一のオブジェクトストレージサービスです。S3 は PCI-DSS、HIPAA/HITECH、FedRAMP、EU データ保護指令、および FISMA などのコンプライアンスプログラムを維持し、規制要件を満たしています。AWS では、S3 リソースへのアクセスリクエストをモニタリングするための監査機能も多数サポートしています。
S3 のセキュリティおよびコンプライアンスの詳細はこちら »

データ管理とアクセス管理が簡単

S3 の堅牢な機能で、アクセス、コスト、レプリケーション、データ保護を管理できます。S3 Access Points では、共有データセットを使用するアプリケーションに個別のアクセス許可を付与できるため、データアクセスの管理が容易になります。S3 レプリケーション機能を利用すると、リージョン内やリージョン間のデータレプリケーションを管理できます。S3 バッチオペレーションでは、数十億にのぼるオブジェクトにわたる大規模な変更の管理が支援されます。S3 は AWS Lambda と連携しているため、追加のインフラストラクチャを管理することなく、アクティビティのログ記録、アラートの定義、ワークフローの自動化を行うことができます。
S3 ストレージの管理機能の詳細はこちら »

分析にすぐに活用できるクエリ

すぐに活用できるクエリ (query-in-place) サービスを使用して、S3 オブジェクト (および AWS の他のデータセット) 全体で大きなデータ分析を実行します。Amazon Athena を使用して標準の SQL 式で S3 データを照会し、Amazon Redshift Spectrum を使用して AWS データウェアハウスおよび S3 リソースに格納されているデータを分析します。また、S3 Select を使用して、オブジェクト全体ではなくオブジェクトデータのサブセットを取得し、クエリのパフォーマンスを最大 400% 向上させることもできます。
すぐに活用できるクエリについて詳細を見る »

幅広くサポートされているクラウドストレージサービス

Amazon S3 のデータを保存し、保護するには、AWS Partner Network (APN) のパートナー (テクノロジーとコンサルティングのクラウドサービスプロバイダーの最大のコミュニティ) と提携します。APN は、Amazon S3 にデータを転送する移行パートナーと、プライマリストレージ、バックアップ、復元、アーカイブ、災害復旧用に S3 統合ソリューションを提供するストレージパートナーを認識します。また、AWS Marketplace から AWS 統合ソリューションを直接購入することもできます。ここでは、ストレージに関する 250 以上のサービスが表示されています。
APN
および AWS Marketplace の詳細はこちら »

S3 Access Points の仕組み

Diagram_S3_Access_Points

 Amazon S3 Access Points により、S3 上の共有データセットを使用するアプリケーションの大規模なデータアクセスを簡単に管理できるようになります。S3 Access Points は、バケットあたり数百にのぼるアクセスポイントを簡単に作成できるため、共有データセットへのアクセスをプロビジョンする新たな手段となります。Access Points では、一意のホスト名とアクセスポリシーによって、アクセスポイント経由のあらゆるリクエストに対して固有のアクセス許可とネットワーク制御が適用されます。これにより、バケットへのカスタマイズされたパスを利用できます。

ユースケース

バックアップと復元

Amazon S3 などの AWS のサービス (例: S3 GlacierAmazon EFSAmazon EBS) を使用して、スケーラブルで、耐久性、安全性に優れたバックアップと復元のソリューションを構築して、既存のオンプレミス機能を強化するか、リプレースすることができます。AWS と APN のパートナーは、目標復旧時間 (RTO)、目標復旧時点 (RPO)、およびコンプライアンス要件を満たすのに役立ちます。AWS では、AWS クラウドにある既存のデータをバックアップするか、AWS Storage Gateway (ハイブリッドなストレージサービス) を使用して、オンプレミスデータのバックアップを AWS に送信することができます。
バックアップと復元の詳細はこちら »

災害対策 (DR)

AWS クラウド、またはオンプレミス環境で実行されている重要なデータ、アプリケーション、および IT システムを保護します。予備の物理データセンターにコストをかける必要はありません。Amazon S3 ストレージや S3 クロスリージョンレプリケーション に加え、AWS のコンピューティング、ネットワーキング、データベースサービスでは、DR アーキテクチャを作成して、自然災害やシステム障害、人為的ミスによって発生する機能停止から簡単にすばやく復旧することができます。
DR の詳細はこちら »

アーカイブ

物理インフラストラクチャを廃止し、S3 GlacierS3 Glacier Deep Archive でデータをアーカイブします。これらの S3 ストレージクラスでは、オブジェクトを長期間、低コストで保持することができます。ライフサイクル全体にわたってオブジェクトをアーカイブする S3 ライフサイクルポリシーを作成するか、オブジェクトをアーカイブのストレージクラスに直接アップロードします。S3 オブジェクトのロックでは、オブジェクトに保持日を適用してオブジェクトを削除から保護し、コンプライアンス要件を満たすことができます。テープライブラリとは異なり、S3 Glacier では、迅速取り出しの場合は 1 分、標準取り出しの場合は 3〜5 時間でアーカイブオブジェクトを復元できます。S3 Glacier からの一括データ復元と S3 Glacier Deep Archive を使用した復元はすべて 12 時間以内に完了します。
アーカイブの詳細はこちら »

データレイクとビッグデータの分析

Amazon S3 でデータレイクを作成して、すぐに活用できるクエリ、分析、機械学習ツールを使用して貴重なインサイトを取得し、イノベーションを推進しましょう。データレイクが拡大してきたら、S3 Access Points を使用して、個々のアプリケーションまたはアプリケーションセットに個別のアクセス許可を設定すると、簡単にデータへのアクセスを設定できます。また、AWS Lake Formation を使用してデータレイクをすばやく作成し、セキュリティ、ガバナンス、監査のポリシーを一元的に定義および適用することもできます。このサービスでは、データベースと S3 リソースのデータを収集後、Amazon S3 の新しいデータレイクに移行して、機械学習アルゴリズムを使用し、そのデータを整理および分類します。AWS リソースはすべて、拡張するデータストアに対応するようにスケールアップできます。先行投資は不要です。
Amazon S3 でのデータレイクの作成、および AWS Lake Formation の詳細についてはこちらをご覧ください »

ハイブリッドクラウドストレージ

データセンターのフットプリントを削減し、AWS の革新的な機械学習と分析機能だけでなく、AWS のスケーリング、信頼性、耐久性を活用するために、オンプレミスアプリケーションと AWS Storage Gateway を使用する Amazon S3 をシームレスに接続します。また、AWS DataSync を使用することで、オンプレミスストレージと Amazon S3 の間のデータ転送を自動化することもできます。これにより、オープンソースツールの速度よりも最大 10 倍高速にデータを転送できます。ハイブリッドクラウドストレージ環境を有効にするもう 1 つの方法は、APN のゲートウェイプロバイダーと連携することです。AWS Transfer for SFTP (サードパーティーとの安全なファイル交換を可能にする完全マネージド型サービス) を使用して Amazon S3 間でファイルを直接転送することもできます。
ハイブリッドストレージAWS DataSyncAWS Transfer for SFTP の詳細はこちら » 

クラウドネイティブなアプリケーションデータ

費用効率に優れたモバイルおよびインターネットベースのアプリケーションを迅速に構築するには、AWS サービスと Amazon S3 を使用して本稼働用データを保存します。Amazon S3 を使用すると、好きなだけデータをアップロードし、どこからでもアクセスできるため、アプリケーションをすばやくデプロイし、多くのエンドユーザーを獲得できます。Amazon S3 にデータを保存すると、機械学習や分析の最新の AWS 開発者ツールやサービスにアクセスして、クラウドネイティブアプリケーションを革新化および最適化できるようになります。
クラウドネイティブアプリケーションの詳細はこちら »

導入事例

Netflix
Netflix では、Amazon S3 から世界中のお客様に数十億時間ものコンテンツを配信しています。Amazon S3 はビッグデータ分析ソリューションのデータレイクとしても活用されています。
FINRA
FINRA は、毎日 750 億件を超える市場イベントのデータの取り込みと保管に Amazon S3、200 を超えるルールにおけるデータのフォーマットと検証に AWS Lambda 関数を使用しています。
AirBnB
Airbnb では、10 ペタバイトを超えるユーザーからの写真を含め、バックアップデータと静的ファイルを Amazon S3 に格納しています。クラウド生まれのソリューションとして、同社では Amazon S3 に保存されたデータの新たな分析手法の創出を続けています。
GE Healthcare
GE は、Amazon S3 を使用して、GE Health Cloud サービスの重要な医療用画像データをペタバイト以上保管し、保護します。このサービスは、数十万台の画像機器や他の医療機器に接続されています。

最新情報
S3 にセイムリージョンレプリケーションが導入されました。同一の、または異なる AWS リージョン間でレプリケーションを行うことができるようになりました。
2019 年 9 月 18 日

詳細 »

AWS ニュースブログ
Amazon S3 が商用 AWS リージョンおよび AWS GovCloud でのオブジェクト管理のための S3 バッチオペレーションの一般公開を発表
Jeff Barr | 2019 年 4 月 30 日
 
最新情報
すべての商用 AWS リージョンおよび AWS GovCloud (米国) での Amazon S3 Glacier Deep Archive ストレージクラスの一般提供開始を AWS が発表
2019 年 3 月 27 日
 

AWS ニュースブログ
新規 – インテリジェントな階層化による Amazon S3 の自動コスト最適化
Jeff Barr | 2018 年 11 月 26 日
 

AWS アーキテクチャブログ
アーカイブワークロードを対象とした S3 & S3 Glacier サービスローンチのお知らせ
Matt Sidley | 2018 年 11 月 26 日

ニュースブログ
Amazon S3 ブロックパブリックアクセス – アカウントとバケットに対するもうひとつの保護レイヤー
2018 年 11 月 16 日

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